Word: アフォーダンス

アフォーダンス(affordance)

Wikipediaによると、

アフォーダンス(affordance)とは、環境がそこに生活する有機体に対して与える(afford)する「意味」のことである。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語で、生態光学、生態心理学の基底的概念である。


IAとして、ユーザビリティエンジニアとして、あるいはデザイナーとして知っておきたいアフォーダンスは『誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン言論』にD.A.ノーマンが定義した、
モノに備わった、ヒトが知覚できる「行為の可能性」
というシンプルな定義の方だろう。

『アフォーダンスは物をどう取り扱ったらよいかについての強力な手がかりを提供してくれる。』もので、『アフォーダンスの特徴がうまく使われていれば、何をしたらよいかはちょっと見ただけでわかる。』し、『単純な物に絵やラベルや説明が必要であるとしたら、そのデザインは失敗なのだ』とノーマンは書いている。

デザインとは可視性を高めるために利用されるツールであると定義した彼の意見にはデザイナーではない私も共感できる。
ウェブサイトの情報構造において可視性、ファインダビリティは重要な概念だ。

ウェブサイトの例ではないが、
マック OSXの『魔法のつぼ効果』は、ウィンドウを最小化した、というビジュアルフィードバックを提供しているベストプラクティスだろう。
ウィンドウを閉じた=消えてなくなったという概念モデルとは異なるモデルであるということをうまく表現し、さらに魔法のつぼ、つまりドックにいるアイコンをクリックすれば元に戻せる状態であるというアフォーダンスを強化している。

FlashやAjaxというテクノロジーは、ウェブサイトのシステム概念モデルと、ユーザ概念モデルの距離を短くするために、つまりよりカンタンに理解できるようにするために活用されるべきだし、多くのウェブサイトで実践されている。

ギミックだけで終わらないデザインを。
機能であるデザインを。

最後に、poetpainterというブログにて
In Defense of Eye Candy(poetpainter)
という素晴らしいスライドがある、英語であることが非常に残念だが、少しの苦労で読めるというのであれば、一読しておくことをオススメする。

Creative Commons License